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よくある質問

Tg:1.DNAの調製方法
   2.Tgマウスの作製実績.

KO:1.細胞の調製
      2.毛色キメラマウスの作製実績

IVF:1.雄の用意
      2.凍結保存の実績

その他:1.依頼書
     2.支払い方法
     3.使用機材


Tg(トランスジェニックマウス)

  1. DNAの調製方法
    チューブにDNA名(依頼書に記載したTransgene Name)と濃度、調製日を明記の上、濃度調製後の電気泳動写真を添付して送付して下さい。注入用DNA溶液の純度は作製成績に大きく影響しますので、精製にあたってはアガロースゲル等の夾雑物の混入がないように十分注意して下さい。

    Standard-sized DNA(〜10kb程度)の場合

    • DNAの形状:線状DNAとし、ベクター配列部分を除いて下さい(文献1)。
       
    • ゲルからの精製:一般にTg作製に用いられる方法で精製して下さい。
      市販の精製キット(QIAGEN QiaQuickやQiaEXII kitsなど)の使用も可能です。
    • DNA濃度:30〜200ng/μl程度 in TEに調製して下さい。
      当方にて1〜5ng/μlになるようPBS(-)(pH7.4)で希釈して使用します。
    • DNA量
      ・濃度50ng/ul前後の時は40ul以上
      ・濃度100ng/ul前後の時は20ul以上
      ・濃度200ng/ul前後の時は10ul以上
      で、可能であればロットの異なるものを2本ご用意下さい。

    BAC DNAの場合

     マイクロインジェクションに用いるDNAの形状は環状でも線状でも構いません。精製法やModificationに関しては文献2〜3をご参考下さい。市販の精製キットも使用可能です。DNA濃度や量は上記と同様に調製して下さい。

     

    *調製方法についてはこちらのサイトもご参考下さい。

    京都大学白眉プロジェクト 今吉格博士のHP

    ・コンベショナルTgマウスのインジェクション用DNAの調製法

    ・BAC Tgマウスのインジェクション用DNAの調製法

     

  2. Tgマウスの作製実績.(別表を表示)

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KO(ノックアウトマウス用キメラマウス)

  1. ES細胞の調製
    ES細胞の状態はキメラの作出効率に大きく影響します。対数増殖期にある細胞をトリプシン処理し、細胞1つ1つがバラバラになった状態で培養液に懸濁して下さい。具体的には 60mmデッシュ以上の容器でサブコンフルエントの状態のES細胞にトリプシン処理を行います。ES培地でトリプシン処理を止めて回収しゼラチンコートをしたデッシュに播種します。30分培養後に回収して遠心管にいれ氷にのせて持参して下さい。トリプシン処理後の30分培養はフィーダー細胞を取り除くためとトリプシン処理で弱ったES細胞を回復させる意味があります。 6ウエルのデッシュから回収したES細胞でもインジェクションは可能ですが出来れば60mmデッシュ以上でES細胞数が多い状態をお願いします。フィーダー細胞と比較してES細胞数 が少ないとインジェクション出来ません。キメラを得るために良い状態のES細胞をお願いします。
     
  2. 毛色キメラマウスの作製実績(別表を表示)

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IVF

  1. 雄の用意
    オスマウスは12週齢以上、52週齢以下で、交配に使用している場合は、1匹飼いにして2週間以上経過したものを2匹程度ご用意下さい。医生物学研究所4号館SPFマウス飼育室利用者はIVFの前日までにオスマウスの置き場所をこちらまでご連絡下さい。
    他の飼育施設を利用している場合は、IVF当日の朝8時30分から9時までの間に、オスの処置を行いお渡ししたチューブに精巣、精巣上体および脂肪の一塊を採取してご持参下さい。
     
  2. 凍結保存の実績(別表を表示)

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その他

  1. 依頼書(クリックでワードファイルをダウンロード)
    Tg依頼書
    KO依頼書
    体外受精依頼書
     
  2. 支払い方法
    毎年6月前後と12月前後に清算を行います。予算の振り替えで支払いをお願いしております。他部局の場合は相談に応じます。

     
  3. 使用機材
    インジェクション、ホールディングピペット作製:サッター社製P-97 IVF、NARISHIGE MF-900 MICRO FOGEを使用しています。                                 インジェクションのシステム:ライカの機械式 とナリシゲのシステムを使用しています。

     
     

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