DNAの調製方法
チューブにDNA名(依頼書に記載したTransgene
Name)と濃度、調製日を明記の上、濃度調製後の電気泳動写真を添付して送付して下さい。注入用DNA溶液の純度は作製成績に大きく影響しますので、精製にあたってはアガロースゲル等の夾雑物の混入がないように十分注意して下さい。Standard-sized DNA(〜10kb程度)の場合
- DNAの形状:線状DNAとし、ベクター配列部分を除いて下さい(文献1)。
- ゲルからの精製:一般にTg作製に用いられる方法で精製して下さい。
市販の精製キット(QIAGEN QiaQuickやQiaEXII kitsなど)の使用も可能です。
- DNA濃度:30〜200ng/μl程度 in TEに調製して下さい。
当方にて1〜5ng/μlになるようPBS(-)(pH7.4)で希釈して使用します。
- DNA量
・濃度50ng/ul前後の時は40ul以上
・濃度100ng/ul前後の時は20ul以上
・濃度200ng/ul前後の時は10ul以上
で、可能であればロットの異なるものを2本ご用意下さい。
BAC DNAの場合
マイクロインジェクションに用いるDNAの形状は環状でも線状でも構いません。精製法やModificationに関しては文献2〜3をご参考下さい。市販の精製キットも使用可能です。DNA濃度や量は上記と同様に調製して下さい。
*調製方法についてはこちらのサイトもご参考下さい。
京都大学白眉プロジェクト 今吉格博士のHP
・コンベショナルTgマウスのインジェクション用DNAの調製法
・BAC Tgマウスのインジェクション用DNAの調製法