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Blastocyst Injection   8cell Injection

KO作製(ノックアウトマウス用キメラマウスの作製)

  ES細胞とES培地(約2ml)を指定した時間・状態で受け取り、約200個の初期胚にインジェクションします。ES細胞は一回に1〜6クローンに対応可能です。初期胚を移植する仮親は1クローンの場合は10匹程度、6クローンの場合は各2匹計12匹を目標とします。生まれたマウスは離乳前に仮親といっしょにお渡しします。

系統とステージ

 使用するES細胞にあわせICR8細胞またはC57BL/6 胚盤胞を用意します。
材料胚はインジェクションの前日から用意しますので、もしES細胞の準備が間に合わない場合は出来るだけ早くご連絡を下さい。

ES細胞

 海外のノックアウトマウスプロジェクトで作製された遺伝子組換え済みのES細胞やC57BL/6由来のES細胞もインジェクションします。

ES細胞の調製

 ES細胞の状態はキメラの作出効率に大きく影響します。対数増殖期にある細胞をトリプシン処理し、細胞1つ1つがバラバラになった状態で培養液に懸濁して下さい。 出来れば60mmデッシュ以上の容器で以下の方法を実施して下さい。

 1. サブコンフルエントの状態のES細胞でトリプシン処理を行う。
 2. ES培地でトリプシン処理を止めてES細胞を回収し、
   ゼラチンコートをしたデッシュに播種する。
 3. 30分培養後に回収し遠心管(チューブ)に入れ氷で冷やす。
   回収後の培地量は2ml以下で出来るだけ濃い細胞濃度にする。

 トリプシン処理後の30分間培養はフィーダー細胞を取り除くためとトリプシン処理で弱ったES細胞を回復させる意味があります。6ウエルのデッシュから回収したES細胞でもインジェクション可能ですが出来れば60mmデッシュ以上でES細胞数が多い状態をお願いします。フィーダー細胞と比較してES細胞数 が少ないとインジェクション出来ません。キメラを得るために良い状態のES細胞をお願いします。

費用

 受益者負担を原則として費用の負担をお願いしております。
 

実績(クリックで表を表示)

ES細胞のチェック

 マウスは南部総合研究実験棟のSPFマウス飼育室で飼育します。そのためES細胞の生物試料検疫が必要です。インジェクションを実施する前に京都大学医生物学研究所附属再生実験動物施設でチェックを受けて下さい。

依頼書

KO依頼書(クリックでワードファイルをダウンロード)